スポンサーサイト

--/--/-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

北風竹庵のニコアン皿回し

2010/06/24 Thu

 おはこんばんちは。Dr.JINです。

 昨日は、沖縄基地について、取り上げましたが、そこで、言っていたのが、


「要らないものをアンインストール
 必要なものをインストール



という言葉。


 この言葉、実は、北風小憎夫さんという方の真似です。以前にも、紹介しましたが、北風流の家元を称するこの方は、ご自分でタバコを止められて、その方法を、ご自分のブログにまとめられています。その内容に感服し、このDr.JINは弟子入りしています。その家元から頂いた名前が、

 北風竹庵

続きを読む

スポンサーサイト

tag : タバコ インストール アンインストール

沖縄慰霊の日:沖縄から基地という「依存症」をアン・インストール

2010/06/23 Wed

 皆さん、おはこんばんちは、Dr.JINです。前回から、久しぶりの更新となります。


 政治の世界では、この間に、鳩山さんが普天間の絡みで、民主党の幹事長と一緒に、総理大臣を辞め、いなくなり、代わりに、菅さんが、総理大臣になるという面白いことになっております。私は、菅直人さんが、文部科学大臣の時に、AIDS問題で、官僚支配に穴を空けたとき、素晴らしいことだと思いました。その際に、国家試験を通り、免許証にも菅さんの名前があることを、少し誇りにもしてきました。

 ただ、最近の言動を見ていると、そこら辺、チョット怪しそうな気も…。でも、頑張っていただきたいと思います。



 さて、今日、6月23日は、沖縄慰霊の日。

 鳩山由紀夫前総理大臣は、この普天間問題を国民の目に触れさせるべく、行動を起こしましたが、様々な抵抗に遭われたよう(その一つが名護市にある大学が、今年の4月から、私立→公立になったこともあるようです。)で、現時点では、国外・県外への普天間基地の移設を断念し、それが、社民党離脱→総理大臣辞任に至りました。

 ただ、この問題、辺野古にはジュゴンが生息することも含め、まだまだ、日本国民が考えて行かなくてはいけない問題だと思います。今日、慰霊の日、をキッカケに、また、沖縄について、考えてみてもよいかも知れませんね。



 さて、この沖縄を題材にした有名な歌があります。私も大好きな歌…それは、

 THE BOOM の 『島唄』

続きを読む

tag : タバコ 栄養 依存症

COPDって何? その4 ~ COPDになったら、どうしたら良いか?

2010/03/11 Thu

 皆さん、こんばんは。Dr.JINです。一昨日から、ひさしぶりの夜も続く雪で、朝起きてみたら、えらい騒ぎになっていました。道路もかなり積もって、車も結構混んでいましたね。でも、昼過ぎには雪も落ち着き、太陽も顔をのぞかせたら、あっという間に解けてしまうところをみると、春も近いのかも知れませんね。

 ところで、こうやって書いていて、結構、色を付けたり大きくしたり、というのが、割と時間が取られるのに、今更ながらに気がつきました。という事でこれからは、まずは、太字程度で出して、時間がある時に、改めて色をつけていくことにしたいと思いますので、ご了承下さいませ。


 では、今日のニュースに行きましょう。阪神タイガースに詳しい、デイリースポーツからです。

<以下、抜粋開始>
桂歌丸退院、6日には笑点

 肺炎のため横浜市内の病院に入院していた落語家の桂歌丸(73)が5日、退院した。6日に都内で行われる日本テレビ系「笑点」の収録で同番組に復帰する。2月24日から入院し、27日の愛知での収録を欠席。3月2日の六代目三遊亭円楽襲名披露パーティー(東京)、同3日の円楽襲名披露興行(高知)には仮退院して参加していた。


<以上、抜粋部>

 歌丸師匠、2日、3日と六代目三遊亭円楽さんの襲名披露の会に出席された後、4日に再入院ということでしたが、調子が良かったようで、無事、退院となり、まずは、良かったです。


 今回、COPDについて、まとめてきましたが、最後にデータ的な話をしておきます。

 まず、タバコとの関係について、です。タバコだけが原因、というわけでは無いのですが、そうは言っても、やっぱり、タバコとは切っても切り離せない関係であることも確かです。


喫煙とCOPD


 上の図は神奈川県で活躍されている加濃正人先生の『タバコ病辞典』のHPから頂きました。これを見ると、タバコを吸われている方が、圧倒的に、COPDになり易く、また、タバコの消費本数の多い方が、また、よりなり易い、ということがお分かりになるかと思います。実際、肺気腫の原因の8~9割がタバコによるものと考えられています。前々回でもお話したように、タバコを吸っていれば、必ずCOPDになるわけではなく、中には、そうならない方もたまにはいます。かと言って、タバコを吸う必要性があるのかどうか、というと、それは、そんなには無いのではないだろうか、とDr.JINは考えます。

 そう考える最大の原因は、このCOPDは、タバコを吸っている方だけでなく、その周りにいる方にも起こる可能性があるからです。つまり、受動喫煙、という問題です。下の図をご覧ください。


受動喫煙と肺疾患


 再び、加濃正人先生の『タバコ病辞典』のHPからです。これを見ると、職場や家庭で、タバコを吸う方が増えるほど、COPDや気管支喘息になる方が増えるということがお分かりになると思います。このためでしょうか、現在、男女を問わず、全体的に見ても、COPDに罹患されている方は、年々増えています。現在、在宅で酸素吸入している肺気腫の患者(屋外で、酸素ボンベを転がしている方も含める)は、1万6千人を超えているそうです。一旦こうなってしまうと、普通は、最早、酸素装置から離脱することは難しい、と思われます。だからこそ、予防が大事です。


 さて、このCOPDによる死亡というのは、現在、日本人の死亡原因の第10位(他の統計によれば、第8位)にランクしています。世界的には、現在、死亡原因の第4番目です。このCOPDによる死亡は、前回もお話したように、心不全や呼吸器感染症による死亡と混同し易い可能性がありますので、もっとしっかり調べれば、多分、日本でも死因としてのランクは上がる可能性が大きいです。

 現在、予測では、このCOPDの死因としてのランクは、急上昇する可能性が高いと考えられています。1990年の時点では、世界の死因の中で、COPDは6位でした。しかしながら、先ほどお話したように、現在では、第4位となっており、更に、WHOの予測によると、2020年には、虚血性心疾患、脳血管疾患に次いで、感染症を抑えて、第3位にまで、上昇するとされています。

 この背景には、依然として、世界的には、喫煙率が、明らかに増えている、ということが背景になっていると考えられます。つまり、世界的にも、COPDがタバコが原因であるということは認識されている、ということです。そのため、以前お話しした『FCTC』という国際条約を制定し、日本も、それに調印・批准したのですが、少なくとも、現在の日本のやり方は、少々甘い、かも知れません。(勿論、同時に、禁煙を助けてあげるような機構などをしっかりすることは言うまでもありませんが。)


 ところで、実際に、COPDになったら、どうするか、という話ですが、薬物的な話は、実際に受診された先の病院の先生にお願いする、として、患者さんが自分自身でやる対策は、第一に大切なのは、原因を取り除くことです。つまりは、有毒ガスへの暴露を避けること。殆どの場合は、本人の禁煙であり、また、受動喫煙の完全防止、ということですね。後者は、例えば、家の中で吸っている方がいる場合は、家の外で吸ってもらう、という事になります。また、その後、家に入ってくる前には、肺の中に入っている煙を少しでも出すために、玄関の前で深呼吸を10回程度してもらってから、入ってもらうほうが良いでしょう。

 そして、予防がしっかりできた上で、呼吸をなるべく深くするためには、「腹式呼吸」を行うのが大事です。腹式呼吸とは、肺の底の部分にある横隔膜という筋肉を上げ下げして、胸腔内圧を上げたり下げたりすることによって、肺(肺胞)をしぼめたり膨らませたりする、という呼吸のやり方です。特に、女性の場合は、成人以降も、胸郭を広げたり縮めたりする「胸式呼吸」が多いので、自分で意識してやらないと難しいでしょう。この習得としては、一つは、寝た状態で、少し重い本(電話帳)をおなかの上に乗せて、それをおなかでおしあげるような感じに息を吸って、それから、緩めつつ息を吐く、という練習があります。他に、これは、知り合いに教えていただいた方法ですが、ひざをしっかりと抱えて、しゃがんだ姿勢で、呼吸をしてみると、胸郭を広げることが難しいので、自然に、腹式呼吸になるようです。これで、感覚をつかんで頂ければ良いかと思います。

 あと、肺胞を再生することができれば、良いと考えますが、結構難しいようです。ただ、絶対無理ということは、内臓の細胞が日々入れ替わっていることを考えると、あり得ません。そのためには、肺胞をつくる材料でもあるエラスチンやコラーゲンといった繊維をつくるような栄養物質を取り入れれば良いと考えます。詳しくは、また、後で述べますが、エラスチンを作るためには、良質なタンパク質やビタミンB6と銅が必要になりますし、コラーゲンを作るためには、やはり、同様に良質なタンパク質アミノ酸)、それに、ビタミンCが必要になってきます。これらを必要量以上にしっかりと摂取することによって、肺胞の再生も可能であると思われます。タンパク質については、この後、少し触れてみたいと思います。


 以上、COPDについて、まとめてみました。また、他の病気についても、こんな形でお話できたら良いと思いますので、また、リクエストなどありましたら、コメントなどお願いします。あるいは、twitterに返事など頂いてもありがたいです。

 以上、Dr,JINでした。では、また。




続きを読む

テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : COPD 肺気腫 タンパク質 アミノ酸 栄養 タバコ 受動喫煙

COPDって何? その3 ~ COPDになると、息が吸えないし、吐けない

2010/03/06 Sat

 こんばんは。Dr.JINです。最近は、暖かくなったと思えば、すぐに寒くなり、また、暖かく、という繰り返しですが、これは、先日のワイドショーで、この原因として、「エルニーニョ現象」のために南の方から温かい風が入ってくるのですが、同時に、寒気団が広がったり、収束したりという「北極振動」という現象が起きているから、という話がありました。…正直、良く判りません(笑)。まあ、そういう珍しい状況になっている、ということですね。


 さて、では、今日は、やはり、このニュースから。今回は、サンケイスポーツからです。


<以下、引用開始>

歌丸“舌好調”一時退院し円楽襲名披露に
2010.3.3 10:56

 落語家の三遊亭楽太郎(60)が2日、東京・内幸町の帝国ホテルで六代目三遊亭円楽の襲名披露会見を行い、先月24日から肺炎のため横浜市内の病院に入院中の桂歌丸(73)が一時退院して会見に出席した。
 歌丸は「急に肺炎になりまして、“肺炎(たいえん)”な騒ぎでした」とあいさつ。「六代目の呼び方? (笑点の)『腹黒』で通します。名前が大きくなっても敬いません」と“舌好調”。「私が目を光らせますので、大看板になってほしい。何かあったら小言も言いますし、怒鳴りもします」とお目付け役に名乗り出た。4日に再入院する。

<以上、引用部>


 どうも、歌丸師匠、実際は、「一時退院」だったようです。でも、また、3月4日には、「再入院」する、ということです。結構、大変なようですね。

 ところで、問題は、何で、こんなに大変になるかということですね。前々回は、肺は「ゴム風船」のようなものの集まりと言いました。、そして、前回のブログでお伝えしたように、COPDという疾患は、その「ゴム繊維」が劣化して、それぞれの風船がしぼんで、小さくならない状態となる。また、場合によっては、幾つかの風船がくっついて、でっかい袋になってしまう、というような話をしました。その結果、どうなるか、というのが、今回の話です。


 まず、「ゴム風船がしぼまなくなってしまう」ということは、イコール、「ゴム風船は空気を含んで、大きなまま」⇒「そのゴム風船の中には、更に空気を入れるのは困難」ということです。これを、実際の肺に置き換えてみると、「更に、新鮮な空気を入れることが困難」⇒「体に必要な酸素を取り入れることが難しい」ということになります。人間は、酸素を使うことによって、より多くのエネルギーを得ることができます。逆に言えば、酸素が入ってこないと、大したエネルギーを生み出すことができません。(例えば、1分子のブドウ糖は、『ATP』というエネルギー物質を、酸素を使った場合は、38分子生み出すことができますが、酸素が無いと、たったの2分子しか生み出せません。)そう考えると、COPDになると、絶対的なエネルギー産生能力の低下を起こすことになります。それで、以下の症状を出します。

 症状1.体力の低下
         ⇒体を動かした際の息切れ、階段等の昇りがきつくなる、など



 また、肺胞=ゴム風船の出口もまた、ゴム繊維で結ばれており、それによって、出入り口の開きは保たれています。COPDになる過程で、このゴムもまた変質して、緩んでしまいます。また、肺にまでの気管支細気管支についても、それまでに、内側の粘膜が汚い気体で汚されて障害を受けているために、それを修復するためもあって、結果的に、部分的に血流が増えます。そのために、その粘膜は結果的に肥厚(一部、線維化)し、また、粘液も沢山出てくることになります。更に、肺胞の出入り口の開放が保たれなくなったり気管支・細気管支の粘膜が肥厚したり結果、その気道が閉塞気味になってきます。以上の現象から、以下のような症状を呈します。

 症状2.慢性の咳(いつまでも、ずーっと咳が続いている) 、
        運動時の喘鳴(ゼイゼイしたり、ヒューヒューしたりすること)



 COPDが『ブラ』などができて、更に悪化してしまうと、本当に息(酸素)を吸い込めなくなってきます。こんな時の苦しさは以下のように体験する事ができます。

 ①深呼吸(息をおおきく吸って、それから吐いて)を1回します。
   ↓
 ②それでは、再び、息を大きく吸ってもらいます。
   ↓
 ③そして、息を吸いきったところで、5秒間息を止めます。
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒) 
   ↓
 ④我慢できるようなら、あと、もう5秒間息を止めてください。
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒)
   ↓
   ↓(1秒) 
   ↓ 
 ⑤では、
   更に、そこから息を吸ってみましょう! ハイ、どうぞ!

  …
  …
  …って、できるか~!って反応が、返ってきそうですが、でも、この⑤の状況が、「ブラ」ができているようなCOPDの方が、普段感じられているような話になるのです。つまり、普段から、ある程度、吸っているのと同じような状態になっていますので、いざ、息を吸おうと思っても、本当に、「息が吸えない」と感じるのです。

 また、より、気道が狭くなってくるために、息も吐きにくくなってきます。そうすると、息を吐くためには、できるだけ、気道を拡げる必要がありますので、気道の内側の圧力を上げて、できるだけ気道を拡げようとする仕草を自然にするようになります。それが、『口すぼめ呼吸』です。つまり、口びるを「たこのように突き出しながら、とんがらせる」すぼめることによって、息を吐く際に、気道内圧を高くしようとするのです。

 症状3.息を吸えない⇒絶対的な酸素量の低下⇒酸素吸入が必要になる
      息を吐けない⇒『口すぼめ呼吸』




 COPDによる症状が重くなってくると、チョットしたことが起こっても、それが、重症化を招きます。COPDの症状を起こす、一番の原因は、体内の酸素不足、です。そうすると、大量の酸素を必要とする心臓への酸素供給も停滞してしまいます。その結果、心臓自体がエネルギー不足に陥り、その結果、心不全を招く可能性があります。

 症状4.心不全症状
     (食欲低下(→体重減少
           ⇒夜間睡眠時呼吸困難
           ⇒臥床状態での呼吸困難(→起座呼吸)
           ⇒安静時呼吸困難)



 他に、このような全身的な体力低下を伴う結果、気分的にも暗く沈みがちになることも多いです。

 症状5.気力の低下・落ち込み



 ところで、COPDとは、肺胞の機能低下気道の狭小化が起きている状態です。すると、そこに更に炎症(例えば、気管支炎、細気管支炎、肺炎)が加わってくると、それらの機能低下や狭小化がひどくなり、その結果、更に重症になる恐れがあります。

 COPDの症状を悪化させる原因
  1.更なる喫煙(⇒更なる肺胞機能低下、気道狭窄)
  2.感染⇒気管支炎、細気管支炎、肺炎



 ですから、COPDになってしまった方の増悪を防ぐためには、
 
  1.更なる喫煙の防止⇒禁煙、あるいは、受動喫煙の防止
  2.感染の防止⇒インフルエンザや肺炎球菌のワクチン接種、
                 うがい、手洗い、免疫力の増強


といったことになるのではないでしょうか。

 ニュースで取り上げている、歌丸師匠はここら辺、しっかりやっているのでしょうか。まあ、禁煙はしているようですが、それでも、肺炎になってしまって、結構大変になってしまったようですね。



 実際のCOPDの診断基準について、簡単に言うと、一番、重点がおかれるのは、息が吐き出しにくくなっていることです。それを調べるために、スパイロメトリーという道具を使って、【一秒率】というものを調べます。この【一秒率】とは、息を深く吸ってもらってから、その息を思いっきり吐いてもらった場合、

  【一秒率】=1秒間に吐いた息の量/最終的に吐いた息の全量 

で表されます。この【一秒率】が70%未満の場合は、喘息の可能性もありますので、気道を一時的に拡げてあげるような薬剤(β2刺激薬)を使って、その後に再検査をします。それで、【一秒率】が改善するようなら、気管支喘息の可能性が、また、【一秒率】がさほど変わらず、70%未満ならば、COPDの可能性がそれぞれ高くなります。


 ただ、上記のような症状が出てきた時は、既に、COPDは中等度以上になっています。そのため、タバコを吸われている方は、時に、病院にいって、検査をしてもらうことも大事かも知れません。経過を見れば、肺活量や【一秒率】の変化によって、早めに見つけて対処することも可能だと思います。ただ、その時は、もし、COPDの進行を遅らせようとするならば、これまでも言った通り、禁煙が必須にはなってくるとは、思われますが。


 あと、画像ですが、基本的には、COPDの場合は、「肺気腫」という状態で、肺に空気が溜まってしまっています。そうすると、空気が沢山あるところは、レントゲン写真でも、CT画像でも、黒く抜けるように見えます。これについては、他の先生方も今までに挙げられていますので、例えば、レントゲン画像では、ここが解説もあって良いと思いますし、また、この画像は、「横隔膜の平低化」がはっきりしていると思われます。あと、CT画像としては、こちらの画像が、特に、「肺気腫」となっている黒く抜けている部分が、赤い丸で囲ってあるので分かりやすいと思いますし、こちらでは、正常肺と「気腫」肺を比べているので、より分かりやすいかと思います。


 ということで、症状を中心にまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。あと、もう一回、COPDのデータ的な話を次回続けたいと思います。これ以外にも、病気で訊いてみたい事がありましたら、コメントなど頂ければありがたいです。

 では、また、Dr.JINでした。




テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : COPD 肺気腫

COPDって何? その2 ~ COPDとは「ゴム」の品質が悪くなった状態

2010/03/05 Fri

 みなさん、こんばんは。Dr.JINです。

 では、昨日の続きですが、まずは、歌丸師匠がらみのこのニュースからです。同じく、スポニチからです。


〈以下、引用開始〉
六代目円楽襲名パーティーに歌丸&談志が来た

 日本テレビ「笑点」などで活躍する落語家の三遊亭楽太郎(60)が、昨年10月に死去した三遊亭円楽さん(享年76)の跡を継いで六代目円楽を襲名し、東京・内幸町の帝国ホテルで2日夜、襲名披露パーティーを開いた。五代目円楽一門としては1978年の落語協会分裂騒動以来の寄席定席での披露興行も実現する。新円楽は「師匠の教えを胸に、時代に仕掛けていく落語家になりたい」と涙ながらに決意。落語芸術協会会長の桂歌丸(73)も入院中の病院から外出許可を取って駆け付けた。

 4時間に及んだ披露宴。先代の魂を継承するため名付けられた「五代目円楽一門会」の37人が壇上に並んだ。一番弟子、三遊亭鳳楽(63)の手には五代目の写真。中央で六代目円楽は泣きながら「僕の横にはずっと先代がいます。落語界のために頑張っていきます」と言葉を詰まらせながらあいさつ。先代の長男、吉河寛家さんも新円楽の旅立ちを見届けた。

 爆笑の連続だった。江戸消防記念会の頭衆12人による「木遣(や)り」の先導で円楽が入場すると、約750人が見守る場内からは「六代目!」の掛け声。糖尿病の悪化で最近まで都内の病院に入院していた立川流家元の立川談志(74)も出席。肺炎で2月24日から神奈川県内の病院に入院中の歌丸は「きょう一番うれしいのは談志師匠が生きていたこと。ついでに六代目さん、おめでとう」と主役をからかった。

 続く落語協会会長の鈴々舎馬風(70)は「きょう一番うれしいのは歌丸師匠が生きていたこと」とやり返し、緊張の表情だった円楽は思わず吹き出した。とはいえ、体調不良の中で駆けつけてくれた先輩たちの心意気に円楽は感謝しきり。「談志師匠は“楽太なら行ってやるか”と引き受けてくださった。頼まれた仕事にも行かないことがあるのに…」と再び涙を浮かべた。

 宴に先立つ会見でも司会を務めた兄弟子、三遊亭好楽(63)が「本日は桂歌丸復帰会見にお越しくださいましてありがとうございます」と冒頭からジョーク。本来なら先代と並んで襲名する予定だった円楽は「襲名披露口上に師匠がいないのが残念。2代にわたっていい噺(はなし)家だったと言われるのが僕の死ぬまでの目標」としつつ、「でも歌丸師匠を“歌さん”と呼べるようになったのはうれしい」と語った。襲名披露興行は3日、高知県からスタート。「名前を大きくはできませんが、守っていきます」と天国の師匠に誓った。

 ◆三遊亭 円楽(さんゆうてい・えんらく)本名会泰通(あい・やすみち)。1950年(昭25)2月8日、東京都生まれの60歳。青学大在学中の70年4月、五代目円楽に入門。77年に日本テレビ「笑点」の大喜利メンバーに。81年3月、真打ち昇進。08年に女子大生が選ぶ「イケメンらくご家グランプリ」を受賞。「楽太郎と法人税を語る」(税務研究会出版局)など行政に関する著書も多い。血液型A。

〈以上、引用部〉

 三遊亭楽太郎さんが、故・五代目三遊亭円楽さんの名跡を継いで、六代目円楽となったようです。その襲名披露パーティーが行われ、豪華ゲスト達がお祝いの言葉を述べられているようです。特に、歌丸師匠は、入院先の病院から直接…って、まだ退院されてはいないようですね。でも、テレビで見る限りは、お元気そうで安心致しました。


 さて、前回は、正常な肺がどんな感じになっているか、という事について、お話ししました。前回の繰り返しになりますが、の中にある一つ一つの『肺胞』は、まるで、ゴム風船のようなもので、これが、空気を中に入れて膨らみ、そして、“力”が抜けると、ゴムの性質のために、縮んでしぼんでしまい、この際に、中にはいっている空気を再び外す。この『肺胞』が集まって、文字色『肺胞嚢』というひとかたまりを作っているのですが、この中にあるそれぞれの『肺胞』の出入り口の部分も、周りが「ゴム繊維」のようなもので、支えられている状態になっています。言ってみれば、「小さなゴム風船は、それらの入り口も含めて、「ゴム繊維」で、お互いに結びつき、支えられている」状態になっています。

 さて、このタバコなどの毒性のある気体が入ってくると、状況が少し変わってきます。このような気体が、気管を通して、肺胞へ到達し、そして、肺胞の周りにある血管の中に入ることにより、この肺胞周りの毛細血管に大きなストレスを与えてしまいます。そうすると、この血管の中に、白血球の一種である『好中球』が増えてきます。このように、ストレスにより、血管の中に通常より多くの『好中球』が増えてくると、この『好中球』が活性酸素や特に、『好中球エラスターゼ』を放出します。

 この好中球由来のエラスターゼは、肺胞自体の弾力性を保ったり、その周りにあって、肺胞の出入り口を結びつけたりしているゴム繊維=『エラスチンを分解してしまいます。すると、そのようなゴム繊維がひどくダメージを受けることとなります。そうすると、まず、一つ一つの肺胞の弾力性が失われ、大きく膨らんだままになってしまいます。そして、特に息を吐く際には、肺胞への出入り口も保たれなくなり、その結果、肺胞の中に一旦入った空気は、肺胞内にトラップされて(捕捉されて)、外に出にくくなってしまいます

 更に、肺胞同士を隔てる壁は、『コラーゲン』というタンパク質の仲間でできているのですが、ストレスが更に続くことによって、その壁すらも、活性酸素エラスターゼで、ダメージを受けてしまいます。すると、肺胞同士を隔てる壁が壊れてしまい、幾つかの肺胞が一つの大きな袋になってしまいます。すると、より多くの空気が袋の中にトラップされてしまいます。その結果、そのような場所では、酸素と二酸化炭素のガス交換ができにくくなってしまい、効率的な呼吸ができなくなってしまうのです。

 更に、更に、ストレスによってダメージが進むと、もっと沢山の肺胞の境目が破れた結果、一つのより大きな袋になってしまいます。このようにしてできた袋を『ブラ(bulla)』と呼びますが、こうなってしまうと、肺はその周囲を肋骨や横隔膜に囲まれており、その全体的な体積には限りがある結果、この空気を含んだ袋が、他の正常な肺胞が空気を入れて膨らむことすらも邪魔をしてしまい、ガス交換の効率がより低下してしまいます。こうなると、普段息をするのもだんだん辛くなってくるかも知れません。(場合によっては、このような大きな袋になってしまったブラ(直径数cm)を手術で、除去してしまう、なんていうことをやらなければならなくなります…。)

 以上をまとめますと、以下のような話になります。

  タバコなどの毒性のある気体の吸入
      ↓
 ストレスにより、肺胞周りの血管内の好中球増加
      ↓
 好中球から、活性酸素エラスターゼの放出
      ↓
 肺胞周りのゴム繊維=エラスチン破壊
     並びに
 肺胞壁におけるコラーゲン繊維の破壊
      ↓
 肺胞の弾力性低下肺胞壁の破壊と最終的な『ブラ』化



 ところで、タバコをいくら吸っても、肺気腫にはならない方もいます。それは、人により、このエラスターゼという酵素から守る力が違うからです。このようなエラスターゼから守る物質を『α1-アンチトリプシン』と呼び、この物質は、「抗エラスターゼ活性(つまり、エラスターゼという酵素の働きを阻害(邪魔)したりする能力)」を持っています。(ちなみに、『アンチトリプシン』という命名は当時タンパク分解酵素阻害活性をトリプシン(というタンパク分解酵素)を用いて測定していたことに由来します。)

 それで、この活性が、人によってかなり違うと考えられています。これには、遺伝的要素が大きく関係します。中には、「α1-アンチトリプシン欠損症」なんていうのもあって、このような活性が殆ど無い方もいらっしゃいます。このような方は、ちょっとしたタバコの空気(つまり、受動喫煙)なんかにも弱く、比較的若いうちにCOPDを発症されてしまうという場合もいます。(実際、診察をしていると、まだ、子供なのに、肺が大きくなりかけている方も、たまにはいらっしゃいます。そのような方は、両親がタバコを吸われている場合が比較的多いのですが、このような「抗エラスターゼ活性」も関係あるかも知れません。)それに対して、この酵素阻害の能力がとても強い方も中にはいます。こういう方は、逆に、1日何十本吸うというヘビースモーカーであり続け、そのまま、結構、お年を取られても、COPDだけは発症しないということも考えられます。

 だからと言って、遺伝子検査までして、タバコを吸えるような体かどうか、なんてやるのはチョット、いや、かな~り違うような気がしますね。タバコはそこまで無理をして吸うものではない、とDr.JINは考えます。ここら辺の話は、また、後ほどとさせていただきます。


 さて、それで、このようなCOPDになると、どんな症状が出てくるか。どのような検査結果が出てくるか…という事に関しては、また、次回にさせていただきたいと思います。

 このような病気に限らず、ご質問・ご意見などありましたら、コメントなど頂ければ、大変ありがたく思います。では、また。Dr.JINでした。




テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : 肺気腫 COPD

プロフィール

歌い人

Author:歌い人
Dr.JINです。主に、小児科や内科を診ている医師ですが、日常の診療で、薬だけを使うやり方に少々疑問を持っています。

そこで、今回、私自身がお勧めできるような健康情報、例えば、栄養の取り方や日常の過ごし方などを発信していこうと思います。

統合医療・予防医学・アンチエイジング・栄養・ダイエット。
他に、禁煙や医療問題情報などなど、お楽しみに。

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログランキング
TopsyのRetweetボタン
お手数ですが、数字の書いてあるボタンを押して、その後出てくるウェブぺージの「tweet」ボタンを押して頂きますようお願いします。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。