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東日本大震災に際して【災害医療・原発情報】その28~放射線と放射能物質その1

2011/04/19 Tue

こんにちはー!トラックバックテーマ担当の藤本です今日のテーマは「私のツボ」です。…皆さんのこれがツボ!ここがツボ!とかありますか??…
トラックバックテーマ 第1177回「私のツボ」




 …今回の大地震が起きて以降、私の一つの大きな関心事が、原子力発電所の問題です。その中で、私が特に関心を持っているのは、原子力発電所の事故から漏れる放射線と放射能物質」に伴う健康影響です。


 少し前から、『低線量率(Low Dose-Rate)放射線ということをテーマに、稲 恭宏(いな やすひろ)博士のセミナーを取り上げておりました。

 同じく、このような考え方をされている方の中に、日本放射線学会理事である元大阪大学教授の中村仁信さんという方がいます。(奇遇な事に、彼にもまた、名前に「仁」の文字があります。)

 この中村先生が、『たかじんのそこまで言って委員会』において、ご自身の考えを述べられている映像がありますので、それを以下に取り上げてみたいと思います。


 http://www.youtube.com/watch?v=MXlC_AVkJ6Q

 

 

 


 ここで、この先生が言っている根拠は以下の通りです。


 放射性被曝に限らず、運動、紫外線、食品、ストレス、タバコ、酒、炎症によって、活性酸素(1細胞当たりで10億個/日)が生成されます。その活性酸素の影響で、DNA(遺伝子)損傷が起こります(1細胞当たり、1~100万個/日、放射線100mSvにて200個/日)。また、このDNA損傷によって、10数個以上の突然変異が集積すると、がん細胞ができます。通常、1日に数千個のがん細胞ができています。このがん細胞が定着して、がん組織になります。

 しかしながら、それぞれ、防御反応があり、例えば、活性酸素ができた場合は、抗酸化機能が働きます。また、DNA損傷が起こった時は、その修復が起こってきます。また、突然変異を起こした細胞は自爆(=アポトーシス)が生じます。そして、最終的に、がん細胞になった場合でも、免疫機能が働いて、それらを排除してしまいます。

 これら、防御反応は、慢性の医療放射線被曝によって強化されます。つまり、抗酸化機能は増強し、DNA損傷修復は機能増強し、細胞自爆は活性化し、免疫細胞による処理の機能は増強されます。


 これらによって、微量の放射能を受ける事により、逆に放射線等の影響に伴う活性酸素の影響で作られるがん細胞、そして、発がんの可能性は少なくなる、というのが、中村先生の話です。

 他に、中村先生の根拠としては、以下のようなものがあります。


 Co60汚染鉄筋アパートの住民の死亡率について
 台北市及び周辺の約180のビルの鉄筋にコバルト60が混入され、約1万人が被爆した1983~2003年の間に、年平均49mSv(1100人が500mSv以上)、平均累積線量は400mSv以上になる。
 そうした場合に発癌率について見てみると、
 台湾の一般人の癌死亡率は年々増加している、一方で、
 被曝住民の癌死亡率は急減している!

 他に

 米国原子力船2.7万人(平均2.8mSv/年、9000人が平均50mSv以上)のがん死亡率は15%低く、全原因死亡率は24%低い

 1955年以降の英国放射線科医1352人(約5mSv/年)のがん死亡率は一般医師より29%低い

 米国のプルトニウム239作業者で、74ベクレル以上を吸入した386人のがん死亡率は約30%低い。

 米国及び東ドイツの住居内ラドン被曝(3~15mSv)では一般より肺がん死のリスクが低い

 中国の高自然放射線地区住民(平均5.87mSv)の固形がん死亡率は37%低い
 





 上記については、主に外部からの放射線が関係していると思われます。以前にも、述べましたが、単純に、外部からの「放射線」に伴う、外部被曝であれば、微量の「放射線」は人体に益する効果を生むのかも知れません。

 しかしながら、今回のような原子力発電所の事故については、それだけとは限らないと思われます。つまり、外部からの「放射線」に伴う単なる外部被曝だけでなく、別の影響があると考えられます。

 これについては、次回、続きをお話ししたいと思います。
  

 以上、Dr.JINでした。それでは、また。


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ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : 地震 災害時 医療 原子力発電所 放射線

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歌い人

Author:歌い人
Dr.JINです。主に、小児科や内科を診ている医師ですが、日常の診療で、薬だけを使うやり方に少々疑問を持っています。

そこで、今回、私自身がお勧めできるような健康情報、例えば、栄養の取り方や日常の過ごし方などを発信していこうと思います。

統合医療・予防医学・アンチエイジング・栄養・ダイエット。
他に、禁煙や医療問題情報などなど、お楽しみに。

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