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東日本大震災に際して【災害医療・原発情報】その30~人工放射線核種から身を守る その1

2011/04/22 Fri

 皆さん、おはこんにちは。Dr.JINです。

 今回の福島第一原子力発電所の事故後、『低線量率(Low Dose-Rate)放射線について当初考え、その後、前回には、別の視点から、放射線被曝を考えています。

 別の視点とは、放射線における被曝について、単に、放射線だけで、捉えるのではなく、現在の状況を、「様々な人工放射線核種を含んだ塵のようなものが空中を飛び交っている状態」として捉えていく事です。

 その上で、前回、以下のようなまとめを行いました。



 原子力発電所から出てくるのは、単なる放射線もあるが、それだけでなく、人工に作られた放射線核種が飛散する。実は、この人工放射線核種こそが問題。この人工放射線核種は、様々な生物によって濃縮を受け、最終的に、人体においても種々の臓器で濃縮を受ける。そして、それら濃縮が起こっている人体の至る場所で、その核種が完全に崩壊して、非放射性元素になるまで、放射線を出し続ける。原子炉からそのような核種が一旦放出された場合、その影響がピークに達するまでは、ヨウ素等の半減期が短いものでも、約1ヶ月を要す。そして、それ以外の物では、約1年~10年以上(ストロンチウムだと数十年~一生レベル)の期間を必要とする。

 また、放射性ヨウ素では、細胞分裂が多い時期である妊娠後期~乳児期においては、影響は大人の約100倍あると考えられる。そう考えると、特に、妊娠する可能性がある婦女、並びに、乳児~学童期の者については、特に、しっかり防御策を考えていく必要がある。





 では、今回は、この考え方を元に、実際に回りに人工放射線核種が飛散している時に、どのような対処法をとっていった方が良いのか、考えていきたいと思います。

 上に述べたように、現在の状況は、
 「様々な人工放射線核種を含んだ塵のようなものが空中を飛び交っている状態」
として捉えていく事ができると考えています。

 塵のようなもの、と考えると、それは、風に漂い、やがて、土の上に降り積もります。では、どこら辺に降り積もると予想されるのでしょうか。


 


 実は、アメリカのエネルギー省が以下のような今後一年間の被曝予測を立てているようです。

 福島第一原発事故被曝予測図
 

 ここで、以前述べたように

 1rem(レム)=0.01Sv(シーベルト

 ですので、上記の図で赤い部分は、

 2000mrem=0.02Sv=20mSv(ミリシーベルト)以上、ということになります。


 このように、帯状にあるところは、80km圏内(奇しくも、アメリカが避難勧告した80km圏内に当たります。多分、アメリカは以前から、このようなデータ(元は、気象庁の横流し)を持ち、それで、被曝範囲の予測ができたのだろう思われます。)

 更に、驚いた事に、この放射線が、約80km圏内まで帯状に分布している図は、先日、公表された『20km圏内空間線量率測定結果』にそっくりです。

 実際に見てみると、3月31日の測定結果において、福岡第一原子力発電所から凡そ北西に位置している場所では、浪江町大字小丸【北北西約17km】で57.5μSv/h、また、3月30日の測定では、同じく北西に位置する浪江町大字昼曽根【北西約20km】で32.3μSv/hの空間線量率が測定されています。

 これについてのもっと分かり易い関係の図式が、こちらにあります(「無断転載・複製を禁ずる」とのこと)。

 これらの結果は、3月の終わりに、既に判明していたものです。であるのなら、これだけの高い線量率が測定されていて、なお、その更に遠い地域の測定が発表されていないのは、不可思議としか言いようがありません。(多分、測定はしているのですが、何か都合が悪いためか、発表していない可能性も疑われます。)



 これらの結果からみると、アメリカのエネルギー省による今後一年間の被曝予測はますます真実味を帯びてきます。どうやら、政府発表を鵜呑みにせず、東京電力や保安院、現政府とズブズブの関係にあるマスコミが発表しようとしない、このような正確と思われる情報を、私達がネット等で見つけて、そこから対処法を考えなければならなくなって来ているのかも知れません。


 では、これらの結果を受けて、具体的に被災者達が取れる、放射性物質に対する防御策とは何でしょうか?それを次回から考えていきましょう。
  

 以上、Dr.JINでした。それでは、また。



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テーマ : お役立ち情報
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : 地震 災害時 医療 原子力発電所 放射線 防御法 マスコミ

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Author:歌い人
Dr.JINです。主に、小児科や内科を診ている医師ですが、日常の診療で、薬だけを使うやり方に少々疑問を持っています。

そこで、今回、私自身がお勧めできるような健康情報、例えば、栄養の取り方や日常の過ごし方などを発信していこうと思います。

統合医療・予防医学・アンチエイジング・栄養・ダイエット。
他に、禁煙や医療問題情報などなど、お楽しみに。

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