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東日本大震災に際して【災害医療・原発情報】その33~人工放射線核種から身を守る その4

2011/04/25 Mon

 皆さん、おはこんにちは。Dr.JINです。

 前回までお話ししたのは、

人工放射線核種による内部被曝こそが、問題

であり、そして、その人工放射線核種は言ってみれば、

『ホコリ』のようなものと例えてみた場合、

その『ホコリ』が地面にどの程度降っているのか

しっかり確かめた上で、日本や世界にあまねく報告

をする。そして、その上で、

それらの『ホコリ』を表面の土を削るなり、洗うなり

して取り去れば、良い、ということでした。


 そのように、

できるだけ早いうちに、『ホコリ』をしっかり除去

することができれば、うまくいけば、

土壌の中自体も殆ど、『ホコリ』で汚染される事無く

再び、安全で美味しい農作物が穫れるようになると思われます。

(但し、これで、原子力発電所の状態が収束に向かった場合。)



 本当は、宇宙戦艦ヤマトで出て来た

コスモ・クリーナー(放射能除去装置)

があれば、どれだけ良いかとおもうのですが…。



 さて、


 まず、環境を一刻も早く改善する事が、第一ですが、併行して、

子供達の健康も守って

いかなければなりません。それにはどうしたら良いでしょうか。



 何度も繰り返しますが、

人工放射線核種とは、言わば、

目に見えない『ホコリ』のようなもの


であり、現在は、それが、空中に漂っている状態です。

 それで、この『ホコリ』みたいなものが、

子供の鼻や口のあたりに漂っていると

それを吸い込んでしまう


ということになります。 


 一番怖いと思われるのは、大人に比べると、

子供の場合、細胞分裂が盛んである事から、放射線に対する感受性が、

学童期だと約10倍、

更に、妊娠後期~乳児期だと約100倍


になってしまうことです。



 そうなると、大人と同じように

人工放射線核種(=『ホコリ』)を鼻や口に吸い込んだ場合、

その『ホコリ』が細胞内の遺伝子に影響し、

その結果できた傷が、子供の方が強く残り、

悪性腫瘍や遺伝異常(先天性疾患)の発症


に繋がってしまう、という事になります。



 そう考えると、子供の場合は、放射性物質に対しては、

より厳しく考えていかなければならない

という事になると思います。

 具体的に言えば、ある程度、放射線濃度が高い地域では、基本的に

屋外活動はしない方が良い


また、

ある程度、高性能なマスク(N95,N99)を

鼻もしっかり覆って着けておく、


更に、

屋外から屋内に入ったら、一番外側の服を払えれば、しっかりと払い、

また、

うがい(できれば、歯磨き)をしておく、

といったところでしょうか。



 しかしながら、国は、こんなことを言っています。





福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方

(前略)

児童生徒等が学校等に通える地域においては、非常事態収束後の参考レベルの1-20mSv/年を学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安とし、今後できる限り、児童生徒等の受ける線量を減らしていくことが適切であると考えられる。

※1 「参考レベル」: これを上回る線量を受けることは不適切と判断されるが、合理的に達成できる範囲で、線量の低減を図ることとされているレベル。

また、児童生徒等の受ける線量を考慮する上で、16時間の屋内(木造)、8時間の屋外活動の生活パターンを想定すると、20mSv/年に到達する空間線量率は、屋外3.8μSv/時間、屋内木造1.52μSv/時間である。したがって、これを下回る学校等では、児童生徒等が平常どおりの活動によって受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。また、学校等での生活は校舎・園舎内で過ごす割合が相当を占めるため、学校等の校庭・園庭において3.8μSv/時間以上を示した場合においても、校舎・園舎内での活動を中心とする生活を確保することなどにより、児童生徒等の受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。


2. 1.を踏まえた福島県における学校等を対象とした環境放射線モニタリングの結果に対する見解

平成23年4月8日に結果がとりまとめられた福島県による学校等を対象とした環境放射線モニタリング結果及び4月14日に文部科学省が実施した再調査の結果を踏まえた原子力災害対策本部の見解は以下のとおり。

なお、避難区域並びに今後設定される予定の計画的避難区域及び緊急時避難準備区域に所在する学校等については、校舎・校庭等の利用は行わないこととされている。

(1)文部科学省による再調査により、校庭・園庭で3.8μSv/時間(保育所、幼稚園、小学校については50cm高さ、中学校については1m高さの数値:以下同じ)以上の空間線量率が測定された学校等については、別添に示す生活上の留意事項に配慮するとともに、当面、校庭・園庭での活動を1日あたり1時間程度にするなど、学校内外での屋外活動をなるべく制限することが適当である。

なお、これらの学校等については、4月14日に実施した再調査と同じ条件で国により再度の調査をおおむね1週間毎に行い、空間線量率が3.8μSv/時間を下回り、また、翌日以降、再度調査して3.8μSv/時間を下回る値が測定された場合には、空間線量率の十分な低下が確認されたものとして、(2)と同様に扱うこととする。さらに、校庭・園庭の空間線量率の低下の傾向が見られない学校等については、国により校庭・園庭の土壌について調査を実施することも検討する。

(2)文部科学省による再調査により校庭・園庭で3.8μSv/時間未満の空間線量率が測定された学校等については、校舎・校庭等を平常どおり利用をして差し支えない。

(3)(1)及び(2)の学校については、児童生徒等の受ける線量が継続的に低く抑えられているかを確認するため、今後、国において福島県と連携し、継続的なモニタリングを実施することが適当である。


(後略)






 つまり、

感受性が大人の10倍程度ある学童においても、

1年間に20mSvまでの線量

は受けても構わない、


という方針になってしまったのです。



 果たして、これは妥当な考え方なのでしょうか?

少し長くなりましたので、以降は次回に回させて頂きます。
  


 以上、Dr.JINでした。それでは、また。

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テーマ : お役立ち情報
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : 地震 災害時 医療 原子力発電所 放射線

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歌い人

Author:歌い人
Dr.JINです。主に、小児科や内科を診ている医師ですが、日常の診療で、薬だけを使うやり方に少々疑問を持っています。

そこで、今回、私自身がお勧めできるような健康情報、例えば、栄養の取り方や日常の過ごし方などを発信していこうと思います。

統合医療・予防医学・アンチエイジング・栄養・ダイエット。
他に、禁煙や医療問題情報などなど、お楽しみに。

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